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('A`)ドクオは勇者になったようです ‐17‐『Q.』



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/19(火) 19:53:34.27 ID:OBEMgf/g0


('A`)ドクオは勇者になったようです
‐17‐『Q.』

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('A`)ドクオは勇者になったようです ‐16‐『砂煙の町』


6 名前: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/04/01(金) 16:53:33.25 ID:/dgGdGUd0
 頭と身体が分離した多くの死体と、辺りを濡らす血の海。

その中に男がひとり、立っていた。


( ・□・)「……」


 彼の手には、赤に染まった剣が握られている。
刀身についた血を払い、物言わぬ肉片に向かって、彼は話し掛けた。


( ・□・)「ねぇ、君」


 当然、返事はない。
だが、男は構わず続けた。


( ・□・)「今の魔王は、何がしたいんだい?」

( ・□・)「亜人や化け物は野放し。それどころか、集落や町を襲わせる指示を出してるそうじゃないか」

( ・□・)「今なら、よく分かるよ。先代がどれだけ優れた魔王だったかが、さ」


 死体に話し掛けるのをやめ、男は北の方角に視線を向ける。

足元の死体は、粒子化が始まっていた。

7 名前: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/04/01(金) 16:54:35.11 ID:/dgGdGUd0

('A`)ドクオは勇者になったようです
‐16‐『砂煙の町』

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( ^ω^)彼らは携帯電話を武器に戦うようです 毛終割多話「乙彼」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/30(日) 21:25:56.36 ID:LeLgQrex0 [2/26]
とても静かな夜だった。

雲ひとつ無い夜空に浮かぶ満月が、下に広がる町並みを照らしている。

大きな傷跡のあるビル、割られたアスファルトの舗装。
そこに並ぶ車は、まるで地面に落とされた紙粘土工作のように潰され、ひしゃげている。

なにか”怪獣でも暴れまわったかのような”、その町並みのなかに人の姿は無い。

―――いや、無い、はずだった。

( ・∀・)

(,,゚Д゚)

廃墟と化した夜の町並みを、一人の少年が歩いていた。
まだ高校生といった風貌の彼の隣を、
一匹の青い毛並みの猫が、四本の足でとてとてと歩いている。

( ・∀・) キレイな月だね……

ふ、と少年が足を止めた。
彼は親指と人差し指で丸を作ると、それを頭の上まで持ってきて、
その小さな輪の中に夜空の月を収める。

( ・∀・) よくマンガとかで、ものすごく大きな月を見ることがあるけどさ、
       あれってなんなんだろうね?
       実際の夜空の月は、ボクの指で囲めるほどのサイズでしかないってのに

自分の指で作った輪のなかにある月を見ながら、少年は傍らの猫に話しかけた。

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( ^ω^)彼らは携帯電話を武器に戦うようです 最終話「分雲」


1 名前: ◆6ZgdRxmC/6 [] 投稿日:2011/01/29(土) 22:13:29.56 ID:jVJC8ZtT0 [1/45]

例えば、ある少年は怪獣になることを夢見ていた。
強く大きな存在の、その圧倒的な存在感にただ憧れ、自分もそんな存在になりたいと強く願っていた。

例えば、ある少女は誰かの日常を守りたいと願っていた。
自分が経験した悲しみを、他の誰にも感じさせまいと、ただひたすらに剣を振るい続けた。

例えば、ある少年は人の弱さを許したくないと思っていた。
弱さを許容されて悪の道に堕ちる人を、その道に堕ちることを許さないことで救いたいと思っていた。

例えば、ある少年は自分にできることをしたいと思っていた。
ケンカが何よりも嫌いな彼は、しかし、それが自分にできることならと、手に持つ携帯電話を武器に変え、戦い続けた。


―怪獣になることを夢見た少年は、自らの親友によってその夢を打ち砕かれた。

――誰かの日常を守ろうとした少女は、日常を守るために誰かの日常を奪うという矛盾に耐えられなかった。

―――弱さを許したくない少年は、しかし許さないことで相手を救うという彼の真の目的を実現できなかった。

――――そして、自分にできることをした少年は、最後の最後で自らの親友を失ってしまった。


―――『彼ら』は皆ちっぽけで、そして無力だった。


少々前置きが長くなってしまった。

さあ、最後の話を始めよう……

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/29(土) 22:14:43.05 ID:jVJC8ZtT0 [2/45]








―――小さな『彼ら』の、話をしよう。












4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/29(土) 22:16:07.95 ID:jVJC8ZtT0 [4/45]





     ( ^ω^)彼らは携帯電話を武器に戦うようです
             最終話「分雲」




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( ^ω^)彼らは携帯電話を武器に戦うようです 第十五話「怪獣」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/26(水) 22:03:08.54 ID:vh0AiJ3C0 [2/39]
黒焦げになった死体の中を、一人の少年が歩いていく。

( ^ω^)

少年の右手には、黄色いスライド式の携帯電話が握られていた。
一歩、一歩踏み出す少年の行く先には、彼と同年代の一人の少年が立っている。

(・∀・ )

その少年は、変わった格好をしていた。
まず奇妙なことに、少年の両手両足には、なぜか携帯電話が紅い光のベルトで固定されている。
右腕の携帯電話には大きな斬り傷がつき、そして右足の携帯電話には大きなヒビが入っていた。
何より目立つのは、下腹部に、こちらも光のベルトで固定された”頭”である。
中心に大きな”目”のついたそれは、ラウンジ社製の凡庸人型ロボット、TASIROのものだ。

少年の身体からは紅い光のようなエネルギー体が発せられており、
それが少年の身体を包み込み、紅く不規則な、荒々しい模様をその身体の表面に描いていた。

黄色い携帯電話を持った少年は、変わった格好の少年の側に歩み寄って行く。
変わった格好の少年から少し距離を置いた場所まで近づいて、彼は立ち止まった。

二人の少年は距離を持ったまま、しばらく互いに見詰め合っていた。
静かな、沈黙。
やがて黄色い携帯電話を持ったほうの少年が、ぽつりと呟いた。

( ^ω^) やっぱり、君だったのかお

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